水の上でたき火

サバイバルの基本は火である。人間は火によって寒さを克服し、食べられる食料を増やした。したがってどのような環境でも火を得られるというのは非常に重要なことである。

いままでも様々な状況でのたき火を紹介したが、今回は特に面白い状況でのたき火である。それは水上でのたき火である。

といっても浅い水の上、川の浅瀬といったところであるが、それでも通常たき火などできない水の上でたき火を行っている。

先を尖らせた木の杭で土台を作り、それに木の枠を固定して、台を作る。そして粘土なんかをつかって空気を遮断することでたき火台として機能するようになっている。

こういった土台を作っておけば、例えばシェルターなどの拠点に大雨で水たまりになっても屋根がしっかりしていれば火で暖をとることができるし。また川で夜間に火を焚き照明として使い、魚を獲ることも十分可能であろう。

水の上で火を焚くという発想はなかなかできないものである。しかし、不可能というものもあまりない。自由な発想で必要を満たす工夫ができるように感覚を養いたいものである。