水が無ければ何も生きられない

サバイバル3つの3の二つ目は3日である。体温保持の3時間より少しだけ重要度が下がるが状況によっては3日よりも切迫する可能性のある危険、「脱水症状」の3日である。

そもそも地球上の生物というのは水の存在を前提としている。そして、動物は体重の多くが水分なのであり、人間もまた水なしでは生存できない。また、水分は生きているだけで乾燥により失われ、体温調節や食物の消化などのために消費されていく。水無しで過ごせる3日というのは長くてそれだけ耐えられる可能性がある期間としてみたほうがよい。実際には活動や気候によりそれより早く限界が訪れる可能性がある。

また、生命の危険に至るまでの脱水とならなくとも、脱水症状は頭痛や倦怠感、思考能力の低下などを引き起こし、生存に適切な行動をとる妨げとなるため早期の水源の確保は重要となってくる。すぐに救助が見込める状態であれば体温の保持と救助されやすい状況を得るだけでよいが、即座の救助が期待できない場合には水をどのように得るかということは生存に欠かせない要素であるといえる。

単純な解決のひとつとしてあげられるのは、水の備蓄、運搬である。ミネラルウォーターのペットボトルなどが販売されているが、そういったものを一本持っているだけで、当座の水分は補給できよう。ただし、水は重い。一日に必要とされる水は2リットル、これは2キログラムの重量である。数日間のサバイバルには対応できない。