斧で木を切る、薪を割る

斧は木を相手に作業するとき、あると頼もしい道具の1つである。単純で強固、整備も複雑でない。木を切るときにも、大まかに加工するときでも活躍する。

斧はそんなに精密な加工はできないが、斧をメインの道具として活動する人もいる。

上の動画では、斧をメインツールとして活動している。すでに切った木を組み合わせて作り上げられたシェルターと焚き火場所を作っており、そこを拠点に木を切り加工している。追加に簡易の作業台(台とまでいえないほどの作業用具)をつくり、また、薪割り台を新しくするなどしている。

薪割り台は一般的にイメージされる切り株のような台ではなく、ただ丸太を横たえただけのものである。しかしながら、これでも斧の刃を守り、また斧の刃から使用者を守るという薪割り台の機能は最低限果たしている。

木を切り、火を熾すというのは、文明生活の原点のようにも思われる。その原始の風景をみれば、必ず斧はあったであろう。斧はサバイバルの道具の究極の形の1つといっていいかもしれない。