斧を基本から学ぶ4 - 切って加工する

斧は木を切る道具で、たいていは勢いをつけて振り下ろして使う。そのため、斧の刃は木に打ち込まれるために頑丈である。また、一方で斧はもったことのない人がイメージするよりもよほど鋭い刃をもっている。斧は刃の重みだけで木を切っているわけではないのである。

それゆえ、斧はナイフ的な利用法をすることもできる。よく研がれた斧は木を効率よく削ることができ、ナイフの代わりに木材の加工をすることも可能なのである。また、斧はその重量ゆえに大きく加工するときには勢いをつけて切断することもできる。例えば器や何かの取っ手を加工するときに大まかな形を削りだす際にはナイフよりも効率がいい。

あまり大振りすぎる斧では細かな作業、加工はやりづらいが、サバイバルを想定した、バックパックに入る程度の斧であれば十分に様々な加工に使用できる優秀な工具となるだろう。