心に火をともせ – ファイヤースチール

火は熱と光を我々に与えてくれる。大きな炎は暴力的な力を持つが、小さく制御された火は我々に安心感をもたらすすばらしいものである。

サバイバル環境下において、火の確保というのは重要なことのひとつに挙げられる。夜間の照明、暖房のために必要とされるのはもちろんのこと、缶詰食であっても温めれば温かい食事が気分の低下を防いでくれる。また、水の煮沸消毒ができるし、お茶やコーヒーを淹れることだってできるだろう。

なんにせよ、火がおこせる状態を持っておくと、対応できる状況を増やせる。着火具のひとつは持っておくべきだろう。手軽で身近な着火具というと、ライターが思い起こされるが、サバイバルを考える場合にはライターではない着火具も持っていたほうがよい。

ライターは大変優秀な着火具であるが、たとえばオイルライターは頻繁にオイル切れが起こりうるし、ガスライターは長時間着火していると故障しガス漏れ等が起きる場合がある。ガスライターにおいては衝撃による破損もありうる。こういった場合に一気に機能を喪失してしまうのがライター類であり、サバイバル用品の類であまりもてはやされない理由でもある。

サバイバル状況下においては使用回数、耐久度が大きく少々手荒に扱っても機能喪失しないというのが重要となる。その第一選択となるのがファイヤースターターと呼ばれたりファイヤースチールと呼ばれたりするものだ。

このファイヤースチールでもっとも有名だと思われるのが、LIGHT MY FIRE(ライトマイファイヤー) ファイヤースチールである。鉄の棒のような部分を付属のプレートでこすると激しい火花が飛び、それを燃えやすいものに飛ばして着火するというものである。

使用するのに多少の訓練が必要であるが、ある程度慣れると着火の準備を十分にすればほぼ確実に火をおこせるようになる。これをベテランが使うと雨の中でも焚き火を開始してしまう。また耐久度も優秀でちょっとしたことでは壊れないし通常使用では毎日使っても1年くらいは余裕で使えるようである。また、無理な力がかかると棒の部分が折れることもあるそうだが(私は経験したことが無いが)、その場合でも、こすれば火花は出るから、火がつけられなくなることはない。

タフで優秀なサバイバルの象徴のような装備である。ひとつは持っておきたい。

ファイヤースチール Swedish Firesteel- Army Model

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