アウトドアTips - 簡単なコーヒーバッグの作り方

サバイバルは工夫の連続といっていい。既成概念にとらわれず、また元の製造目的にとらわれずに手元にあるものを活用することは大変重要である。今回は、直接生命にかかわるようなものではないが、コーヒーの入れ方についてみることで応用に頭を働かせて見ようと思う。

さて、コーヒーを飲みたいとき、私はもっぱらインスタントであるがそれだと水を用意するだけでおしまいであるから、ここでは豆を挽いた粉とペーパーフィルターがあるとしよう。コーヒーメーカーやドリップ用の器具があればあとは湯を注ぐだけであるが、ない場合にはどうすればコーヒーを淹れられるか。一つの回答を見てみよう。

上記の動画ではデンタルフロスを用いてペーパーフィルターを結び、コーヒーバッグにしているのである。デンタルフロスでなくとも紐・糸を用意することで同様のことが出来る。料理用のたこ糸あたりが安心だろう。

ここでもう一歩進んで、ペーパーフィルターがない場合にはどうするかを考えよう。例えば私は紅茶党でティーバッグをサバイバルキットにいれてあるからティーバッグを再利用してそれでコーヒーを淹れることもできるだろう。また、布の切れ端を煮沸洗浄すればネルドリップのような感じでペーパーフィルターの代わりにすることができるだろう。そして、究極的に道具が少ない方法では湯を沸かす鍋だけあれば、そこにコーヒーの粉をいれて上澄みを飲むだとかいう方法も出てくる。(この方法は北欧の一部地域では有名な方法らしい)

さてはて、コーヒーという飲料一つとってみてもちゃんとした方法以外にいろいろと手段はあるものである。サバイバルの時には目的を見据えて、様々なものを改造・代用していくことが重要である。必要なものが無いなら作るというのもサバイバルだが、本当に無いのかと自分に問いかけるのもまたサバイバルに重要なことの一つであろう。

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簡単に作れる木の針で釣りをする

サバイバルではシェルターや水の確保が大変重要である。そして、それらが確保されれば次は食料である。食料を確保する手段で、現代社会でも比較的手軽に行えるのが釣りである。釣りの有効性については以前にも触れたことがあるのだが、しかし、釣りには道具が必要となる。

釣りの道具は様々なものが市販されており、コンパクトなものが多くあるのではあるが、しかしそれはつまるところ初めから整った道具を使用する釣りであり、サバイバルにおいてはそれらが手元にない場合にも何とかできるように手法を学んでおくことは重要なことであろう。代用品を用いて、釣りで必要になる針と糸を得なければならないわけである。

さて、ここでは特に釣り針について考えようと思う。釣り糸も単純には手に入らないものではあるが、つまるところ丈夫な糸・紐であれば用は足りるのであるから、サバイバルブレスレットあたりを持っていてパラコードが調達できるのであればそれでよいし、なくともつる性植物等で代用できる。十分想像力で補えるところである。一方で釣り針は一般的にJの字の形を想像され、また古代の遺物を見ても骨の針などみてもJの字、フックの形をしている物である。これを作るのはかなりの手間であろう。

しかし、サバイバルコミュニティではよく知られる方法にかなり簡単なものがある。これはgorge hookと呼ばれる針なのであるが、極々簡単な構造である。

上に紹介している動画を見ていただければ分かるだろうが、両端が尖った木の針の真ん中に糸をつけるという単純な構造で、魚を釣り上げてしまっている。知っていればなんと言うことのない工作なのであるが、知っていなければ思いつくのは少し難しいかもしれない。

食料の確保は長期のサバイバルにおいては避けることの出来ない問題である。発想の種をたくさん仕入れておいて、装備と物資の不足する中でも工夫で切り抜けられるようになっておきたいものである。

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一般家庭にはあまり馴染みがないが有用な食品 その2 - 乾燥全卵

サバイバルに関心のある人々のうち、プレッパーと呼ばれる人々は薬品・食料等を備蓄することを重要視する。サバイバルで食料の問題は重大な関心事であり、大なり小なり誰もが備えるべきものであろう。前回は備蓄するとより非常時の生活の質が向上するものとして、日常であまり目にする機会のない食品であるが、全脂粉乳を紹介した

今回は同様にあまり目にすることはないものであるが、乾燥卵を紹介しよう。乾燥卵は乾燥卵黄・乾燥卵白・乾燥全卵とあり、どれも製菓・製パンでつかわれることが多いが、実はそれぞれ味だけでなく性質が異なる。ここでは、一番分かりやすいスタンダードな乾燥全卵について解説しようと思う。

乾燥全卵は、全卵、すなわち卵の全部を混ぜて乾燥させたものである。乾燥全卵15gに水45g、つまり1:3の割合で水を加えたものがおおよそ卵1つに相当するような分量で利用できる。加熱すればきちんと固まり、卵だけの料理に利用することも出来る。

ただし、風味の面では生の卵に大いに劣ることは否めない。卵単体の料理では特有の卵の風味が重要になるが、粉末化に際しての加熱乾燥により特有の風味は大きく損なわれてしまうからである。が、一方で卵のそういった風味が苦手な方にはいいかもしれないし、またそういう特有の風味がさほど重要でない料理、そもそもの利用目的である製菓・製パンに使ったり、例えばお好み焼きなどのほかの混ぜ物が多い料理であれば風味の低下を気にせずに利用することができるだろう。

私のおすすめはホットケーキに利用することである。日本のホットケーキミックスは卵と牛乳を加えることでミックスを完成させるようになっていることが多く、手軽な料理なわりに流通に大きく依存している料理になってしまっているが、これを前回紹介した全脂粉乳と乾燥全卵におきかえてしまえば、保存性が高く調理もしやすい甘い食事とすることができる。

卵は菓子に使われる頻度も高く、気分を高揚させるのに効果的な食品の一つである。非常時には食は大変に気分を左右する要素の一つになりうるから、徹底的に備える気がある方々は前回の粉乳とともに検討してもらいたい。

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