ナイフだけで火熾し道具をつくる - 揉み錐式発火

※タイトルに少し語弊があったので変更しました(5/21)

サバイバルといえば火熾しという認識は一般にあるもので、そしてそれは大きく間違っている物ではない。火熾しだけがサバイバルではないものの、生存に必要な熱と灯りを得ることの出来る炎を作るということはかなり重要なことの一つである。

そのようなことであるから、サバイバルグッズと呼ばれるものには多く発火・着火用の用具がある。マッチやライターの着火用品、ファイヤースチール等フリント式の発火具などがよく見られるものであろう。これらのものを用いれば後は火を大きくする技術のみで大きな火が得られることになる。

さて、ここで少し考えてみると、上に挙げたものの全てが消耗品である。マッチは本数に限りがあり、ライターはオイルやガスが有限である。ファイヤースチールなどはかなりの回数使用可能であるものの、発火のたびに削ることになるので最終的には擦りへってなくなってしまうし、折れてかなり使いにくい(ほとんど使えない)状態になってしまう場合もある。そういうときにどうするべきなのか。サバイバル愛好家ならばすぐ答えは出るだろう。発火用具を作ってしまえばいい。

気が遠くなるほどの昔からサバイバルの中心的道具であったのがナイフであるが、これを用いれば原始的な発火用具は簡単に作ることができる。

発火用の錐を作り、それを擦り付ける板を作るのもナイフ一本である。また火口や焚き付け的な木のチップも製作して入念な準備をすれば時間はかかるものの火を得ることは不可能なことではない。

加えて言えばさらに材料の目利きと技術があれば紐を自作して弓錐法発火を試みることも出来る。より早く楽に火が得られるものである。単純な技術と道具だけでもどうにかなるものの、創意工夫に技術と知識が合わさると出来ることがどんどんと広がるのがブッシュクラフトでありサバイバルである。得た知識と技術を適用できるシーンを常に模索して活用できる状態でありたいものである。

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