私のエマージェンシーパック その6

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CIMG3097非常時といえばラジオでの情報収集というイメージがあるが、私もラジオをいれてある。またこれは手回し発電式で、ラジオだけでなくLEDライトと携帯電話の充電が電池無しでできるというものだ。ほどほどの多機能で手動の発電機つきなので非常時には重宝しそうだが、発電する際に大きな音がするのと、ラジオを聴きながら発電するのが困難であること(発電に伴う電磁ノイズが原因で聞き難くなる)、また少しばかり大きいのもあって代替できるものを探している途中である。

CIMG3099細々としたものもいくつかあって、手回し発電ラジオの付属品(黒のコネクタやコードがそれ)や、ファイヤースチールに付属のサバイバルマニュアル、またウォッカを燃料として利用するときにスポイトとしてつかうストローなどもいれてある。かさばらず軽いなら何でもいれてみるという姿勢でやっている。

CIMG3103はっきりと役に立つというものもいれてある。安全ピンや針と糸(中央円筒ケース)は基本で、棘を抜くために毛抜きやサバイバルようの釣り針とテグス、ゴムバンド、また耳栓等もいれてある。耳栓は主に日常での利用を想定はしているが、避難所などでは重宝するかもしれない。また、用途の固定されてないものとして、アルミホイルが入っている。これで皿を作ればアルコールを注いでアルコールランプとすることもできるし、また何らかの道具を巻いてしまえばその部分の防火などもできる。きらきらしているので注意を引くときにも使えるかもしれない。これらは全て1つのケースに入っていて、日常でも使いやすいようにしてある。(耳栓と毛抜きと安全ピンは使う機会も多い)

CIMG3101最後ではあるが、サバイバルキットでこれを含めるのは私だけなのではないかと思うものがある。それがこの耐水サンドペーパーである。番手は#320、#600、#1200を用意してある。これを用意するのは刃物を研ぐためである。刃物はバッグにはツールナイフが1つ入っているが、この刃が鈍ってしまえば他に頼るものは無い。ツールナイフにはダイヤモンドやすりが付いているのであるが、ツールナイフのヤスリでツールナイフのナイフを研ぐことはできないので耐水サンドペーパーを用意しておくことにした。

耐水サンドペーパーは水と平坦な面があれば刃物を研ぐことができ、また砥石と違って薄く軽く曲げることもできるので便利である。刃物研ぎだけでなくほかの磨き用途にも使うことができる点でも優秀である。

 

これで一通りの紹介ができただろうと思う。どうであっただろうか、日常にもいくらか便利な品を優先的に選び、またサバイバルに必須なものも押さえてあるつもりである。もちろんこのパックもいまだ改良の余地はあるし、バッグによっては多く装備品を持ち歩けるのでもっと豪華にしてもよい。サバイバルの準備に基本はあるが絶対はない。自由に自らの必要なものを用意していただきたい。そのとき私のものがいくらかでも参考になれば幸いである。