ヒートリフレクタの重要性は温かさだけの問題ではない

寒い時期になると、なぜだか一段と火の関連の動画が面白く感じる。気温が低いと温かさが恋しくなるからだろうか。こういうときこそアウトドアの動画を見て楽しむのがよいだろう。ただ楽しいだけではなく、それぞれの動画にはそれぞれのアウトドアテクニックが見える。また、そのテクニックを解説してくれる親切な動画は特によい。

今回は前回も紹介したbushcraftbartonsの動画で、ヒートリフレクタを扱ったビデオを紹介する。

ヒートリフレクタは焚き火などの熱を反射するためのものである。焚き火からは多くの赤外線、可視光などが放射されそれが当たることで温かくなる。したがって四方八方に垂れ流すように放射させるのではなく、必要なところへ有効に作用するように反射を行うようにするのである。しかし、それだけではないらしい。

いうところによると、つまりヒートリフレクタは焚き火に当たる風もさえぎるため煙の方向が限定されるようなのである。煙があっちこっちに風が吹くままに吹き散らされると、それをどうしても吸い込むはめになるがそうなると休むどころではなくなることもあるだろう。そういったことをヒートリフレクタを構築することで少なくすることができるのである。

ヒートリフレクタをシェルターの真正面に設置してその間で火を焚けば、その煙が流れる方向は、風がシェルターとリフレクタによりさえぎられるためシェルターの左右に向かって流れやすくなるのである。

ところで、動画中ではシェルターだけでヒートリフレクタを設置していない。はてな、と思うだろうが、それについても答えてくれている。答えは「ビデオが撮り難いから」
なるほど納得ではあるが、タイトルからいうとシェルターよりリフレクターの方が主役なんだから・・・と思わないでもない。